ポータブル電源「BN-RF1100」の横にあるのが自動計量IH炊飯器
Victorブランドのポータブル電源「BN-RF1100」が、筆者の仕事場である家電アトリエのハブとして活躍するようになってから10か月。リン酸鉄系リチウムイオン充電池を採用し、これまで抜き差しが必要だったコンセントへの常時接続が可能なことに加え、AC出力1,500W、容量1,152Whのパワフルモデルなのが魅力。「BN-RF1100」がなくてはならない存在になったアトリエの日常を最新家電と共にお届けします。
この夏にアトリエにやってきた最新家電と言えば、見た目がまるでコーヒーメーカーか加湿器のような「自動計量IH炊飯器」。これをキッチンの水回りのそばではなく、打ち合わせスペースも兼ねたテーブルの近くのカウンターにあるVictorのポータブル電源「BN-RF1100」の隣に置いて使っています。
まるで、コーヒーメーカーか加湿器のように見えるのは、後ろに水タンクがあるから。2kgの無洗米が入る米びつと2合分・600mlの水タンクを備え、米と水の計量から炊飯までを全自動で行うという全く新しい炊飯器なのです。炊飯量は0.5合から2合まで。水だけはその都度入れ直す必要がある点では、使い方のイメージもコーヒーメーカーに近いですが、幅18cmとスリムで湯気もほとんど出ないので、ポータブル電源の隣でも大丈夫。専用のアプリを使えば外出先でも家の中でもスマホ連携で食べたい時間に合わせて炊き上がり時間も量も炊き方も設定できます。
「今風で便利な炊飯器があるんですねー」なんて思った方、それだけじゃないんですよ。実を言うと、筆者は「米飯管理技能士」の資格を持っているのですが、おいしいごはんを炊くための基本は、米と水の正確な計量にあります。それを自動できっちりやってくれるだけではなく、炊飯量がわかっているため、浸水時間や最適な火力による理想的な炊飯曲線で炊くことができるので、どの合数を選んでも感動的においしい炊き上がりになるというわけなのです。
お米は無洗米を使う必要がありますが、イマドキの無洗米は本当においしいですし、研がない分、水を使わないのでエコでもあります。電車の中や新製品発表会が終わるタイミングなどでスマホで操作し、炊きたてごはんでランチを食べられる幸せと言ったらありません。かたさも好みに応じて調節できますし、カレー用やおかゆモードまで。
アトリエに居る時にも炊いてみて、ポータブル電源の様子を確認してみたら、蒸らしの工程のころにブゥーンと音がして「INPUT」のほうの数字がぐんぐん上がり、自動で充電されていることがわかりました。これは、これまで抜き差しが必要だったコンセントへの常時接続が可能で、電池残量が94%になると自動充電が始まる機能があるから。電池残量を気にしないで使えるのは頼もしいし、ありがたいことですよね。
ポータブル電源「BN-RF1100」の横にあるのが自動計量IH炊飯器
スマホのアプリで炊き方や炊飯の量、炊き上がりの時間まで設定できます
炊飯時に確認してみると「OUTPUT」が480Wに。蒸らしの工程のころに再び見てみると「INPUT」のほうの数字がぐんぐん上がって、自動で充電されていることがわかりました
おひつのような炊飯器のふたを開けると、粒立ちのいい、つやつやのごはんが炊けていました
炊きたてのごはんに納豆や卵、コンビニで買ってきたスープの“アトリエランチ”
ポータブル電源「BN-RF1100」の出力端子は、一般的なコンセント差込口のAC出力端子が4口、USB Type-Cが3口、USB Type-Aが3口、DC出力のシガーソケットが備えられており、出力1,500W以下であれば、様々な家電を組み合わせて使うこともできます。
というわけで、この日はコードレスで使えるスピーカーや、普段リュックに入れて持ち歩くことも多いコードレスのヘアアイロンやモバイルバッテリー、さらには日々使っているスマートフォンまで同時に充電することに。いやはや、まるでタコ足配線のようにすごい量のケーブルですが、OUTPUTは全部で38W。全く問題ありません。しかもUSB Type-Aの出力端子は急速充電に対応しているので、「今使っているスマートフォンのバッテリーが残り少なくて!」という時にも素早く充電できるのがうれしいポイント。
充電が完了したスピーカーでお気に入りの音楽を聴きながら、届いた家電の梱包を解いたり、原稿を書いたり、片付けたり…と充実した午後になりました。
コードレスで使える家電やモバイルバッテリーなどをまとめて充電中。実はこの写真を写したスマートフォンも急速充電中
ランチを食べたり、原稿を書いたりするときに愛用しているBluetoothスピーカー
消費出力が高い家電と言えば、電気ケトルやドライヤーが思い浮かびますよね。最近は、電力制限があるホテル・旅館の客室でも使いやすいような低消費電力の電気ケトルも登場していますし、ドライヤーも800W程度の低消費電力のものがいくつかあったりします。とはいえ、スピーディにお湯を沸かしたい、髪を乾かしたいとなるとまだまだ高出力のものが多いのが現実です。
使いたい場所で延長コードを使わずに安心してこうした家電を使えるのも、パワフルなポータブル電源のうれしいところです。この夏にアメリカから上陸したスタイリッシュなビューティアイテムも定格消費電力1,100Wとハイパワー。アタッチメントを付け替えることで、ヘアドライヤーにもカールドライヤーにもなり、浮き毛防止など美髪&スタイリングのためのツールが充実していてびっくりしてしまいます。
アトリエでは髪を乾かすのではなく、自宅で巻いた髪のお直しに使っています。ここ1年、パーマをかけていないのですっかり直毛になり、スタイリングの持ちが悪くなってしまったのですが、撮影の前などでも、これを使えばあっという間に“ゆるふわ”の巻き髪に。風の力で髪を巻き付けてかカールができるなんてすごいなあと思います。
でね、そんな時にもパワフルモデルのポータブル電源「BN-RF1100」なら、女優ミラーも一緒に安心して使えるのがうれしいところ。筆者はアトリエに置いていますが、たとえばリビングの棚に「BN-RF1100」を置いておけば、リラックスタイム用のコーヒーメーカーを使うもよし、お子さんのヘアドライのためのドライヤーを使うもよし、便利に使えるのではないかなと思います。
というわけで、アトリエの家電たちのハブとして大活躍のポータブル電源「BN-RF1100」。停電で電気が遮断されても自動的にバックアップしてくれる自動給電切り替え機能が搭載されているので、もしもの時にも心強い一台です。必要なときにいつでもすぐに電気を使えて、いつもの暮らしがぐんと豊かになり、もしもの時には家の電気を支える存在になるなんて、素敵ですね。
最新のカールツール付きのドライヤーを使うときには、デスクに女優ミラーも運んできます
ドライヤーの定格消費電力は1,100Wとなっていましたが、中温の設定だったためか、女優ミラーの分と合わせても1,050Wの表示でした
完全な直毛なので、巻いても取れやすいのですが、アトリエでお直しができるので撮影があっても安心。右手後方にある「BN-RF1100」にカールドライヤーと女優ミラーを繋いで使っています
※画像はBN-RF1100を使っています。
【ポータブル電源について】
※本機の通風孔は、安全上絶対にふさがないでください。また、本機の各面から5cm以上スペースを空けてください。
※給電する機器の充電制御や充電状況、環境などにより給電できない、または急速充電にならない場合があります。
※不安定な場所に置かないでください。必ず、平坦で安定した場所に置いて使用してください。
※防塵・防水仕様ではありませんので、ほこりや水がかからないように注意してください。
また、手がぬれた状態で本機を操作しないでください。降雨時、降雪時、降霜時の使用は、事故や故障の原因となりますので、ご注意ください。
家電ライフスタイルプロデューサー
神原サリー
SALLY KAMIHARA
新聞社勤務、フリーランスライターを経て独立。
東京・広尾に家電アトリエを構え、家電分野を中心に執筆や商品企画、コンサルティングなどで幅広く活躍。
暮らしの中でどのように役立つかといったライフスタイルをトータルで提案している。テレビ・ラジオなどメディア出演も多数。