ポータブル電源

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ライフハック

Victorブランドのポータブル電源の中でも最新の「BN-RF510」は、コンパクトかつ、ちょうどいい容量でアトリエで大活躍。ポータブルソーラーパネルと組み合わせた“電気のちょこっと貯金”も絶好調です。

電気のちょこっと貯金で愛着もひとしお。
「BN-RF510」は、アナログレコードにもパーソナル暖房にも役立ちます


高い安全性と繰り返し充放電が可能なリン酸鉄系リチウムイオン充電池を採用したVictorブランドのポータブル電源の中でも、最新モデルとなる「BN-RF510」はちょうどいいサイズ感と容量で大のお気に入りになりました。日が短い冬でも、晴れた日にはベランダ発電&電気のちょこっと貯金を楽しんでいます。貯めた電気で最近ぞっこんのアナログレコードを聴いたり、手足の冷えを温めたり。そんなアトリエでの日常をお届けします。


目次

  1. 1時間半でもこんなに貯まる!ベランダ発電のコツはお日様と仲良くなること
  2. Victorのポータブル電源に繋いでアナログレコードを聴く楽しみ
  3. 冷えた手足を温めるセラミックファンヒーターにも使えます

■1時間半でもこんなに貯まる!ベランダ発電のコツはお日様と仲良くなること

ソーラー発電と聞くと、一戸建てや工場などの屋根を使って行う大規模なものを思い浮かべる方が多いことでしょう。でもね、マンションに住んでいたってできるんです。天気のいい日にポータブル電源とポータブルソーラーパネルをベランダに持ち出して、作った電気をポータブル電源に貯めていくのを筆者は「電気のちょこっと貯金」と名付けて、その伝道師として皆さんにご紹介しています。

 

そんな電気のちょこっと貯金にぴったりなのが、Victorのポータブル電源「BN-RF510」。コンパクトサイズのポータブルソーラーパネル「BH-SV68」のほか、二回りくらい大きいサイズの「BH-SV100」の両方を持っていて、雲の具合など天気に合わせて使い分けています。ポータブルソーラーパネルは一部分でも影が出来てしまうと、ぐんと発電力が落ちるので、パネル全体にまんべんなく太陽の光が当たるように置くのがポイントになります。なので、天気や時間帯によっては影ができそうだと思った日は小さめの「BH-SV68」を使うというわけですね。

 

この日は、とてもいいお天気でお昼過ぎの太陽が高い位置の時間だったので、たっぷり発電できる「BH-SV100」を使うことにしました。とはいえ、冬は日照時間が短いので、もっとも効率よく発電できる春や秋のようなわけにはいきません。でも、電池の残量83%からスタートしたのに、わずか30分ほどで88%まで増えているのを見るとうれしくなります。

 

外出の予定もあってベランダ発電をした時間は1時間半ちょっとという感じでしたが、最終的には96%にまで達していて大満足! すき間時間でもいいからベランダにポータブル電源とポータブルソーラーパネルを持ち出すのを手間だと思わずにすることが「電気のちょこっと貯金」を続けるコツかもしれません。つまり、お日様と仲良くすることが大切なんですね。

 

こうして貯めた電気は使ってこそ、また次の励みにもなるというもの。スマホやモバイルバッテリーの充電に役立てるもよし、コードレスの掃除機の充電に使うもよし。自分で作った電気をどんどん使いましょう!

 

ちなみに、Victorのポータブル電源は独自設計によって、これまではバッテリーの経年劣化や事故防止のために必要だったコンセントの抜き差しが不要なので、天気の悪い日が続いたりしたら、付属の電源コードを使っての常時接続で便利に使ってくださいね。


ポータブル電源「BN-RF510」とポータブルソーラーパネル「BH-SV100」を使ってのベランダ発電&電気のちょこっと貯金中


この日、電池の残量は83%からスタート。日が陰ったりでインプットの数値は変化していましたが、わずか30分程度で88%に!


この日のちょこっと貯金は96%で終了!


■Victorのポータブル電源に繋いでアナログレコードを聴く楽しみ

昨年末、とあるオーディオイベントに参加することがあり、そこですっかりハマってしまったのがアナログレコードを楽しむこと。最近はスマホなどを通してデジタルな音楽を聴くことが多かったので、その豊かで広がりのある、やわらかな音に感動してしまったのです。

 

その際に使われていたのは、ハイエンドオーディオですがとてもそれには手が出ないのでアトリエで聴くのは無理というもの。でも、8年近く前にクラウドファンディングで応援購入したスピーカー内蔵のターンテーブルがアトリエの本棚にオブジェのように飾ってあることを思い出したのです。「これだ!」と思って、棚から降ろし、模様替えをして一番いい場所にセッティング。その横にポータブル電源「BN-RF510」を置いてみたら、心なしかVictorの犬のマークがうれしそうです。これで電源の心配もなくなり、いつでもアナログレコードを楽しめます。

 

昨日96%まで電池残量が増えたポータブル電源と繋いで、うっとりする気分でジャズを聴きながらこうして原稿を書いているのですからなんと幸せなことでしょう。だって、自分で作った電気でレコードが聴けるんですよ。まだLPレコードは2枚しかありませんが、確か実家にしまってあったはずのレコードを近いうちに取りにいこうと思っています。


ずっと飾ってあるだけだったスピーカー内蔵のターンテーブルをセッティング。ポータブル電源のVictorのマークがうれしそうな気もします


■冷えた手足を温めるセラミックファンヒーターにも使えます

「BN-RF510」は、幅260mm×高さ190mm×奥行210mmで重さも約6.7kgと軽いのがお気に入りの理由ですが、それでいてAC出力600W、容量512Whという頼もしさ。出力端子は、一般的なコンセント差込口のAC出力端子が3口、USB Type-Aが3口、 Type-Cが1口、DC出力のシガーソケットが備えられており、AC出力600W以下であれば、様々な家電を組み合わせて使うことができるのは、これまでにもお伝えした通りです。

 

以前、消費電力が少ない可愛い絵柄の電気ブランケットのことをご紹介したこともありますが、外出先から戻って手先や足先が冷たくて…という時には、温風で心地よく温めてくれるセラミックファンヒーターだって使うことができるのです。もちろん部屋全体を暖めることができるような大型タイプでは無理ですが、アトリエで使っているようなコンパクトなタイプなら長時間でなければOK。ちょっと温まったら電気ブランケットに切り替えるのが最近の使い方です。

 

愛用しているセラミックファンヒーターは、幅150×高さ180×奥行110mmととても小さく消費電力は360W。送風口にグリッド(格子)と突起をほどこすことで、やわらかな渦をたくさん作って優しい温風が届く仕組みになっています。

 

送風パネルを上向きしたり、下向きにしたりと動かせるので、風の向きの調整も楽々。足元を温めたり、原稿仕事の際に手先を温めたりするのにちょうどいいのです。ホワイトとサンドベージュを組み合わせた色合いや、シリコンで出来た持ち手のデザインも素敵だなと思います。「BN-RF510」も軽くて持ち運びしやすいから、電源がほしい場所に持っていける点など、なんだか似ていますよね。


手先が冷たい時にはコンパクトなセラミックファンヒーターをデスクに置いて“ちょこっと暖房”


足元を温めるのにもぴったり


送風パネルを上向きしたり、下向きにしたりと動かせるのが便利です


定格消費電力は360Wですが、表示は343Wでした



※画像はBN-RF510とBH-SV100を使っています。

 

【ポータブル電源について】

※本機の通風孔は、安全上絶対にふさがないでください。また、本機の各面から5cm以上スペースを空けてください。

※給電する機器の充電制御や充電状況、環境などにより給電できない、または急速充電にならない場合があります。

【ポータブルソーラーパネルについて】

※ご使用の際は、野外にて太陽の直射日光を受けるように設置してください。

窓際などの屋内では十分な充電ができません。また、蛍光灯での充電はできません。

※太陽光パネル部が影にならないようにしてください。

※太陽光パネル部が汚れてると発電量が低下しますので、軟らかい布で乾拭きしてください。

汚れがひどい時は中性洗剤をつけた布で汚れをふき取ってから乾いた布で拭き取ってください。

【ポータブル電源、ポータブルソーラーパネル共通】

※不安定な場所に置かないでください。必ず、平坦で安定した場所に置いて使用してください。

※防塵・防水仕様ではありませんので、ほこりや水、海水などがかからないように注意してください。

また、手がぬれた状態で本機を操作しないでください。降雨時、降雪時、降霜時の使用は、事故や故障の原因となりますので、ご注意ください。


Profile

家電ライフスタイルプロデューサー
神原サリー
SALLY KAMIHARA

新聞社勤務、フリーランスライターを経て独立。
東京・広尾に家電アトリエを構え、家電分野を中心に執筆や商品企画、コンサルティングなどで幅広く活躍。
暮らしの中でどのように役立つかといったライフスタイルをトータルで提案している。テレビ・ラジオなどメディア出演も多数。



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