ポータブル電源

最近、少しずつ増え始めているリン酸鉄系リチウムイオン充電池を搭載のポータブル電源ですが、「BN-RF1100」もまさにそのタイプ。リン酸鉄系リチウムイオン充電池搭載モデルの大きな特徴は、安全性が高く、約3000回の繰り返し放充電が可能な寿命の長さにあります。それに加えて、独自の構造でホコリや虫の侵入による故障を防ぎ、安心して使えるのも魅力的です。

アトリエで使うようになって早半年経ちましたが、家電の新製品を日々試している筆者にとって、1,500W（瞬間最大3,000W）までOKというパワフルさを持ち、AC出力用の差込口のふたを開けてプラグを差し込み、「入／切」ボタンを押すだけで簡単に使えるので本当に重宝しています。L字型になっているカウンターの中央部に置くようにしたのも正解だったなと思うのは、L字のカウンターのどこに置いてあってもコードが届きさえすれば家電の位置を変えなくてもいいから。今は、タイパ（タイムパフォーマンス）重視ということが叫ばれていますが、ムダなく、テキパキ仕事が進むのはうれしいことですよね。

この日は、前日に届いたばかりの「ダブルウォール ガラスケトル」をさっそく使ってみることに。ガラスポットを樹脂でカバーした、ダブルウォール（二層構造）の電気ケトルです。
電気ケトルはプラスチック製のものも多く、使い始めはニオイが気になることもありますが、ガラス製なのでその点、安心して使えます。しかも樹脂でカバーしてあるので、外側が熱くなりにくく、保温性があるという点もよさそうです。開口部が広く、フタが外せるのでお手入れがしやすいのもいいなと思いました。そして何より、筆者が好きなペールブルーというカラーに心躍ります。最近は家電もカラーやデザインがどんどん素敵になっていて選びたいものが増えて幸せです。

こちらの電気ケトルの定格消費電力は900Wで電気ケトルとしては比較的少ない消費電力ですが、それでも900Wありますから、これまでのポータブル電源だと、パワフルモデルだとしてもどんどん電池残量が減ってしまうようで心配でした。でも、「BN-RF1100」はコンセントへの常時接続が可能なので、ハイパワーのキッチン家電を使っても電池残量を気にしないで済むのがいいですよね。

耐熱性のガラスボウルに食材と調味料を入れ、レンジ加熱するだけで調理ができる機能が最近注目されています。でも高価格帯のオーブンレンジでないとなかなか出来なかったり、そういうレンジは大きくて置き場所に困ったり…。でも最近、アトリエに届いたばかりの電子レンジはコンパクトでお手頃価格なのに、下ごしらえだけで、あとはレンジにおまかせのオートメニューが充実しています。電子レンジ調理のいいところは、余分な油を抑えて調理できるため、大幅なカロリーオフが可能になることや、食材の栄養素を逃しにくいこと。鍋やフライパンを使わないから後片付けがラクなのもいいですよね。

今回はレシピブックの中から、「トマトエビチリ」を作ってみることに。アトリエのカウンターの中央に設置しても「BN-RF1100」が近くにあるのでコンセントの位置をきにすることなく使えるのがうれしいところ。まずは「やさしさ解凍ボタン」で「自動メニュー5：刺身」を選び、解凍する食材の重さをダイヤルで設定します。アトリエの近くにある『まいばすけっと』で購入した冷凍むきえび（大）は180g入りだったので、ダイヤルをクルクル回して180に。あとはスタートボタンを押せばOKです。ブザーが鳴ったのでチェックしてみると、ドリップも出ず、見事な半解凍状態になりました。

解凍しておいたむきえびを、耐熱性のガラスボウルに入れ、長ネギ、すりおろしのショウガやニンニク、酒、ゴマ油などを加えて軽くラップをし、庫内中央に置きます。レシピブック通りに「メニュー21」を選んでスタート。加熱時間は8分20秒と表示され、カウントダウンが始まりました。途中でブザーが鳴ったら、一度取り出し、一口大に切ったトマト、片栗粉入りの合わせ調味料を入れて混ぜ合わせます。この状態だとまだかなり水分量も多いし、エビチリには見えません。軽くラップをかけて、再び庫内中央に入れ、スタートボタンを押します。

3分20秒後にブザーが鳴って、ボウルを取り出してみると、片栗粉でとろみもついていて、エビチリらしい香りがします。さて、実食。加熱し過ぎると身が縮んでしまって塩梅が難しいものですが、プリッとしたエビの食感があって、トマトの酸味がさわやかなおいしいエビチリに仕上がっていました。

今回は電気ケトルや電子レンジなどハイパワーな家電を2つご紹介しましたが、ポータブル電源「BN-RF1100」にはAC出力端子が4口、USB Type-Cが3口、USB Type-Aが3口備えてあるので、合計の出力が1,500Wを超えなければ複数の家電を同時に使うことも可能です。この日は、いざ使いたい時に充電切れになっていることのないように、美容・健康系の家電3つをまとめて充電することにしました。

1つは売り切れ続出で大人気だという、ハンディファン。カラビナ付きでバッグやリュックに取り付けることもできるほか、ファングリルを折り曲げればデスクファンとしても使え、角度調節は無段階のためちょうどいい角度で使用できます。また、付属のネックストラップを使用すれば、ハンズフリーファンとしても使え、顔周りに風を送れるところもお気に入りのポイント。電源ONも長押しになっていて誤作動を防ぐところもよく考えられています。

2つめは足裏にEMS機能が搭載されたブーツ型リラクゼーション機器。こうしたタイプはコード付きのものがほとんどなのに、充電式のコードレスタイプなのがいいですよね。実際に使ってみると、思った以上にエアーの力が強く、たった15分の使用でもかなりスッキリします。巻き付けるときに締め過ぎるとエアバッグが膨らんだときに痛いので、緩めに巻いた方が良さそう。コードレスは便利でももみ心地に欠けるのではと思ったのは間違いでした。しかも、取り外し可能なパッドが12個も付属していて、より刺激の欲しいところの内側に装着して使える仕様になっているとは至れり尽くせり。最近の「ほぐし家電」は進化していますし、よく考えられていますね。

3つめは、暑い時期のメイクにぴったりのLEDファンミラー。卓上に置けるちょうどいいサイズのミラーの周囲にはLEDライトが付いていて、自然光に限りなく近い光で、肌もメイクの色味もキレイに見せてくれるのが特徴です。さらにミラーまわりから送風される機能まで。強すぎない絶妙な風具合なので、にじみやすいアイメイクを素早く乾かして崩れにくくしてくれるのに、コンタクトをした目は乾きにくいという…。これはお風呂上りのお手入れにもいいし、必需品ではないでしょうか。

というわけで、アトリエの家電たちのハブとして大活躍のポータブル電源「BN-RF1100」。停電で電気が遮断されても自動的にバックアップしてくれる自動給電切り替え機能や、フラッシュライトが搭載されているので、もしもの時にも心強い一台です。必要なときにいつでもすぐに電気を使えて、いつもの暮らしがぐんと豊かになり、もしもの時には家の電気を支える存在になるなんて、素敵ですね。

※画像はBN-RF1100を使っています。

【ポータブル電源について】

※本機の通風孔は、安全上絶対にふさがないでください。また、本機の各面から5cm以上スペースを空けてください。

※給電する機器の充電制御や充電状況、環境などにより給電できない、または急速充電にならない場合があります。

※不安定な場所に置かないでください。必ず、平坦で安定した場所に置いて使用してください。

※防塵・防水仕様ではありませんので、ほこりや水がかからないように注意してください。

また、手がぬれた状態で本機を操作しないでください。降雨時、降雪時、降霜時の使用は、事故や故障の原因となりますので、ご注意ください。